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J.TEST日本総局長、秋田点単独インタビュー=上海

2016年 6月 17日15:42 提供:東方ネット 編集者:範易成

年会会場現場

 J.TEST(中国)第13回年会が16日、上海の延安ホテルで開催された。全国27省·市の約40試験地から教育関係者及びJ.TEST事務局の代表など、約60人が1年間の業務、将来の見通し、J.TESTの宣伝方針などを巡って活発に議論した。J.TESTと提携する東方ネット海外経済文化交流センターの張慶玲主任も出席し、挨拶を述べた。

年会で発言する秋田点氏

 J.TEST実用日本語検定は、外国人の日本語能力を客観的に測定する試験として、1991年から実施されている。会社員、留学生、日本語学校生など、年間約7万人が受験している。J.TEST上海事務所は2002年に設立されて以来10数年間、数多くの日本企業にコンサルティングサービスを提供してる。中国では2007年9月に中国政府「労働和保障部(厚生労働省に相当)が正式にJ.TESTを認定。中国の受験者の認定証には、労働部の認定が加わった。

 年会の後、J.TEST日本総局の秋田点総局長は東方ネットを訪ね、単独インタビューを受けた。

単独インタビューを受ける秋田点氏

 ――中国におけるJ.TESTの将来の計画について教えてください

 「J.TESTは年6回の公開試験の他に、企業や学校など団体のための随時試験があります。これを広めるためには、もっと多くの企業にJ.TESTを人事評価のひとつとしてもらう必要があります。これまでトヨタ、日産、松下など日系企業を中心に提携を結びましたが、将来はその数をもっと増やして行きたいと思います。この他、携帯で手軽に試験を受けられるシステムを開発中です。」

 ――J.TESTが他のテストと比べて革新的なところは何ですか?

 「皆さんご存知の日本語能力試験(JLPT)では、誰もがN1を目指し、日本に来る留学生は大学に入る前に皆すでにN1を取っています。大学4年間でさらに勉強をしますけど、卒業に際してもうちょっと上のレベルで自分の能力を証明するためには、J.TESTが必要です。中国ではN1を持っている人が多いからJ.TESTが使われるのです。点数で能力を証明できますから。企業が社員を受験させた場合にも、ただ合格、不合格ではない能力評価ができます。これはJLPTではできないことです。また、J.TEST試験終了後は問題用紙を持ち帰ることができます。受験者には成績表、認定証のほかに、正誤表も送られます。各問題の正答率などの統計が詳しく記載されていますので、受験者自身の弱点の克服と学力向上のために役立ちます。」

 ――中国の受験者に向けてメッセージをお願いします。

 「日本と中国は地理的に近いので、日本に観光に来る人が多いですけど、観光だけではなくてやはり日本のニュースとか読み物とか、そういうものでもうちょっと深く日本のことを知ってもらったら、お互いにとっていいんじゃないかなと思います。そのためにみなさんが日本語を勉強している。勉強の成果は合格、不合格ではないので、J.TESTを何回か受けて、だんだんと点数が上がっていくと自信になります。日本のことを理解してもらったらこちらもとても嬉しいです。」

 ――本日はどうもありがとうございました。

(範易成、写真も)