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輸入水産物が上海税関の「人気者」に

2016年 5月 24日13:21 提供:東方ネット 編集者:曹俊

  今年、輸入水産物が上海税関の「人気者」になっている。上海税関が23日に発表した統計によると、今年1~4月に上海税関を通じて輸入された水産物は3.4万トンで、昨年同期に比べて34.7%増加し、額にして24.8億元人民元で、同期比で36.4%増えた。

  人気の理由は、一つは国内での水産物に対する消費需要が旺盛であることで、もう一つは貿易の環境がずっと改善され続けていることだ。現在、中国は22カ国及び地域と自由貿易協定を締結しており、そのうち、アセアン、チリ、ニュージーランドといった水産物の主な輸入元の国々とは関税の減免に関する合意がほぼ完成していて、このことが上海税関の水産物の輸入を刺激していることは明らかである。今年1~4月、上海税関を通じたアセアンからの輸入は9114トンで、昨年同期比で20.5%増加し、輸入水産物総量の26.9%を占めている。

  だが、旺盛な輸入の影に注意すべきこともある。中国国内の遠洋漁業の能力と加工貯蔵レベルは、国外のそれとは大きな差があり、高級海産物の市場は国外の企業にほぼ占領されている状態だ。中国の漁業と加工水産業の発展は、今後の挑戦にかかっていると言えるだろう。

(編集:曹 俊)