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「上海の消費者に安全な農産物を提供」―優渥田家

2016年 4月 29日16:15 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 赤いイチゴ、ミニトマト、カリフラワーなどの果物や野菜が映る季節にあたり、東方ネットの記者がこのほど、崇明島にある有機野菜の栽培などを手掛ける「優渥田家」(フェイマスキー)に足を運んだ。 

  食の安全に対する要望が高まる上海で、有機野菜ビジネスが盛況となっている。2014 年末、企業経営·投資·不動産建設のコンサルティングおよび貿易·物流·ブランド品の輸入販売などに携わる上海名錀(FAMOUSKEY=フェイマスキー)商務有限公司社長姚銘氏らは崇明県竪新鎮大東村村民委員会で大東村責 任者と270ムー(土地面積の単位。1ムーは6.667アール)土地請負経営権流転契約を締結した。それに伴い、日本側のパートナーであるカツラ電工 株式会社(本社、京都市)代表取締役松浦基樹氏と共同で上海フェマスキー革 新農業プロジェクト「優渥田家」を正式にスタートさせた。 

  昨年、「優渥田家」はウィ·チャット公式サイトに登録しており、農場で栽 培した野菜を初めて出荷し、高級レストランを含む消費者から高い評価を得たという。

 「無農薬の野菜を作り、届け、食べてもらう」を使命として誕生した「優渥 田家」は誰もが安心·安全でおいしい商品を購入できるよう、宅配事業などさ まざまな事業を展開している。 

  「日本との協力を通じて我々の理念とモデルを崇明島のみならず上海市全土 に広げたい」と語る姚銘氏。「崇明島の気候や土地質は日本に劣らず、有機野 菜栽培にふさわしい」と決断した松浦氏。さらに今年から外海正之佑氏(農業 専門家)が加わった。2016年に入ってから、「優渥田家」は計400ムー 土地請負経営権を得て、上海の消費者に安全な農産物を提供している。

  今後の企画について、姚氏と松浦氏は、「将来、総面積1000ムー土地請 負経営権を得て、観光農業開拓を視野に入れている」と自信を見せる。 

(章坤良 写真も)