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「85美術30周年記念」展が上海で開催

2015年 12月 2日16:30 編集者:章坤良

「85美術30周年記念」展が上海で開催

作品「モンナリーサ」

 東方ネット海外経済文化交流センターが協賛する「85美術30周年記念」展開幕式が週末、上海市内にある新華センターで開催された。かつて東京画廊で活躍してきた上海出身の画家·范鐘鳴をはじめ、21名のアーティストの作品50点が31日まで展示されている。

 范氏は2日、東方ネットの記者に対し、「画家は社会や時代の流れに追いつく必要があろうが、社会や時代の変化をどこかで常に超えているものでなければならない」といい、「再び私たちの前に姿を現しており、長い月日が経った今も作品は残され、人々を楽しませている」と美術の魅力をアピールした。

 今回の出展に対し、日本の美術評論家·千葉成夫氏が、「1988年12月21日から89年1月7日まで、上海、杭州、北京に行った。初めて大陸の地を踏んだ。上海では范鐘鳴、北京では主に費大為の案内で、作家たちに会い、作品を見た。そのほとんどは“85美術運動”の作家たちだった」と中国現代美術に関心を寄せた。

 千葉氏はまた、「いま“85美術運動”の全体を見渡してみると、矛盾に溢れてはいたけれど、何とかしていちばん重要なものを探し出そうという姿勢と方向感覚だけは間違っていなかったと思う」と評価した。

油絵「上海人民公園」を前に1977年に創作した作品を説明する範氏

1984年に創作した作品を振り返る範氏


(章坤良 写真も)

開催期間:11月27日-12月31日

会場:新華センター2階

住所:徐匯区漕溪北路331号

電話:021-33973670