ようこそ、中国上海!

Home >> 新着 >> 上海

東方航空など大手4社、中間決算は大幅増益

2015年 9月 1日16:24 提供:チャイナネット

中国国内航空大手4社の2015年上半期(1-6月)中間決算が、先週末に出そろった。売上高が前年同期比で小幅増または小幅減というさえない状況のなか、純利益は数倍から数百倍の急増となった。

各社が発表した中国会計基準に基づく純利益は、中国国際航空が前年同期比約7.3倍増の39億3800万元。中国南方航空は34億8200万元の黒字に転換、前年同期は10億1800万元の赤字だった。海南航空の純利益は232%増の16億200万元。中国東方航空の純利益は35億6400万元と、約237倍増加した。

航空燃油コストは航空会社の主要コストだ。航空大手4社の中間決算をみると、大幅増益の主因は国際原油相場の下落による航空燃油コストの急減だ。15年1-6月期の中国国際航空の航空燃油費は、前年同期比51億3000万元減の120億5900万元。コスト全体に占める比率は41%から30%に縮小した。

原油相場の下落により航空各社は業績低迷から抜け出したが、8月に入ってからは人民元安が不透明要因となっている。ただしアナリストは、原油安が航空各社にもたらすメリットは、元安による為替差損による影響を上回るとの見方を示している。

 下半期(7-12月)の業績については、航空会社·アナリストともに楽観的な見通しを示している。海通証券の虞楠アナリストは、8月からの航空需要について繁忙期効果で旺盛な需要が続く見通しだとし、10-12月の閑散期も比較的高い伸びを維持する可能性があるとみている。