ようこそ、中国上海!
中国国際輸入博覧会

Home >> 新着 >> 評論

「中国との関係、引き続き健全な発展に期待」 モナコ公国元首アルベール2世公

2019年 3月 25日8:08 提供:新華網日本語

中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席のモナコ公国公式訪問に先立ち、モナコ公国元首のアルベール2世公はこのほど、宮殿で新華社の単独インタビューに応じ、習近平主席のモナコ訪問は非常に重要であるとし、両国関係が健全な発展を続けることに期待を示した。

アルベール2世公は「昨年9月に中国を公式国事訪問した際、習近平主席に訪問を要請した。習近平主席の訪問は私にとって光栄この上ない」と語った。中国とモナコは1995年に国交を樹立した。両国は文化や環境保護、経済・貿易などの分野で良好な協力を保っている。

2005年に即位したアルベール2世公は、長きにわたりモナコ・中国関係の発展に力を注いできた。「習近平主席とは何度も非常に率直で熱意のある対話を行ってきた。中国の指導者は大国も小国も一律に平等であるとの姿勢を堅持しており、非常に感動した。これは中国がオープンな姿勢と最大の意欲で各国と対話、特に小国との関係を続けられるということを示しており、このような素晴らしい政治的意志は敬服に値する」と述べた。

アルベール2世公は習近平主席が提起した人類運命共同体構築の理念に非常に賛同している。人類運命共同体の理念を国際社会全体に広めることは一つの革新であり、すべての国が対話を保つべきであることを意味すると述べ、中国や国際社会にとって「非常に前向きで先見卓識だ」と語った。

アルベール2世公はこれまで10回の訪中歴を持つ。中国の急速な発展成果からは経済規模だけでなく、環境配慮型成長の実践に対する決意と意志、特に気候変動などの取り組みに深い印象を受けたという。「『生物多様性条約』第15回締約国会議が2020年に中国で行われるが、中国が国際舞台で役割を発揮する重要な目印となる」と語る。

ウインタースポーツのプロプレーヤーでもあるアルベール2世公は、ボブスレーのモナコ代表として5回の冬季五輪に参加している。現在は国際オリンピック委員会(IOC)の持続可能性とレガシー委員会委員長とモナコ五輪委員会会長を務める。2008年には北京五輪開会式に出席しており、2022年の北京冬季五輪にも大きな期待を寄せる。

「北京が冬季五輪を開催することは非常に素晴らしい。オリンピック史上初の夏季開催都市による冬季大会の開催となる。中国が冬季スポーツを発展させる意志を十分に証明するものだ。スポーツを通じて国際社会全体に重要な平和のシグナルを発信し、五輪精神を発揚してほしい」と語った。

今回の習近平主席の訪問についてアルベール2世公は、モナコと中国の経済や文化、スポーツ、環境保護などの分野の協力が強化されることを期待すると表明。両国関係が健全な発展を続けることへの期待と、双方の協力がさらに深まることへの自信を示した。

当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

推薦記事:

伊中両国の全面的戦略パートナーシップ、堅実な基礎持つマッタレッラ伊大統領