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ASEAN各国と中国は南中国海の平和と安定を独自に維持する能力がある―フィリピン軍のヴィクトール・コーパス前情報部長官にインタビュー

2017年 11月 15日15:09 提供:新華網日本語

現地時間11月13日午後、フィリピン・マニラで開催された第20回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)(10+1)首脳会議で、中国とASEAN各国が、「南中国海行動規範」案の協議をスタートさせると発表した。

これについて、フィリピン軍の退役将軍で、軍前情報部長官のヴィクトール・コーパス氏は新華社のインタビューを受けた際に、「南中国海行動規範」案の協議スタートは、ASEAN各国と中国が南中国海の平和と安定を独自に維持する能力を持っていることを示していると述べた。

フィリピンのベテラン高級将校として、コーパス氏はこれまでずっと南中国海問題を注視してきた。コーパス氏は、次の見方を示した。これまでの約1年間で、南中国海の情勢は明らかに安定し良い方向に向かっており、その要因は多方面にわたるということだ。一つは、フィリピン政府が政策を転換し、ドゥテルテ氏が大統領に就任して以降、独立自主の外交政策をとっていること、もう一つは、中国がこれまでずっと二国間の対話による南中国海に関連する紛争の解決、南中国海の平和と安定を維持するという原則を堅持してきている。フィリピンと中国の関係改善に伴い、南中国海情勢はすぐに安定に向かう。

「以前、個別の区域外の大国がフィリピンを利用して南中国海問題で中国に対抗し、フィリピンと中国の衝突を挑発してきたが、これが数年前に南中国海情勢が不安定になった重要な原因だ」とコーパス氏は述べた。

コーパス氏は南中国海問題について、フィリピンはウィンウィンの思考を堅持し、中国と話し合いで食い違いをコントロールし、矛盾を解決しなければならないと考えており、「勝ちでなければ負けとの意識を抱いて中国と対抗することではない。そのようにすると何の良い結果も生まないことを事実は証明している」と述べた。

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