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新時代における中米関係の青写真を描き 世界の平和・安定・繁栄を促す―各国の専門家は中米関係の健全な発展に期待

2017年 11月 9日20:09 提供:新華網日本語

中国の習近平国家主席の招きに応じて、アメリカのトランプ大統領は、8日から10日にかけて中国に対する公式訪問を行う。これは、トランプ氏の大統領就任後、初となる中国訪問で、両首脳の今年の3回目の会談となり、両首脳は、ともに関心のある重大問題について戦略的な意思疎通を図ることとなっている。

これは、勝利のうちに閉幕した中国共産党第19回全国代表大会後に中国が迎える初の公式訪問であり、国際社会は高い関心を寄せており、中米の最高指導者が、新時代の中米関係の発展について新たな青写真を描くことが期待されるとともに、健全で安定した発展を続ける中米関係が、世界の平和・安定・繁栄により一層貢献することにも希望が託されている。

インドのジャワハルラール・ネルー大学東南アジア研究センターの教授で漢学者のB.P.ディーパック氏は、中米関係の今後の発展についてとても楽観的である。「世界最大の2つの経済国として、中米両国はいずれも、双方の関係発展の重要性を認識しており、政治や戦略分野でいっそう多くの支持を得ている。今回、両国の最高指導者が改めて会談することにより、中米関係に新たなエネルギーが注がれ、相互的に実務協力を行い、主要な地域間問題や国際問題に関して密接な交流や協議がなされ、両国関係の健全で安定した方向への発展を推し進めることになる。」と話すB.P.ディーパック氏は、また、「両指導者は、両国関係に試練があることを認めるとともに、巨大なチャンスにもより目を止めるであろう」と、期待を寄せていた。

日本の杏林大学大学院の劉迪教授は取材に対し、「今回のトランプ大統領の東アジア歴訪において、最も注目されているのが中国への訪問である。世界の2つの大国の首脳が頻繁に会談を行うことは、きっと両国関係をさらなる高いレベルに向かわせることになる。今回の訪問で両国関係が強化され、協力レベルが引き上げられると信じている。」と、述べた。

ブラジルのリオデジャネイロ州立大学国際関係学部のマウリシオ・サントロ主任は、「トランプ大統領の中国訪問は、中米関係の健全な発展を推し進める重要な契機となる」と、指摘したうえ、「中米関係が世界範囲での重要な政治的影響力があり、双方が実務協力をし、互いに尊重し合い、密接な交流を繰り広げ、大同につき小異を残すことで、必ずや、より良い世界の平和と発展を促すことができる」と、述べた。

韓国ソウル市の中心近くのオフィスで、中日韓三国協力事務局の李鐘憲事務局長は取材に対し、「中米関係は北東アジア、ひいてはアジア地域全体における将来の発展を決定づける最も重要な要素であり、両国が良好な関係を築くことは、あらゆる地域の国家にとっても非常に重要である」と、述べた。

李事務局長は、「今の情勢下では、中米が良好な両国関係を築くには、両国が相互尊重の原則に従い、実際の状況に基づき、より開放的で柔軟な政策をとる必要がある」と、指摘した。そして、「中米関係の発展の将来が、洋々たるものであり、必ず世界の他の国に幸せをもたらすであろう」と、期待を寄せた。

フィリピンの民間シンクタンク・フィリピン総合発展研究院のジョージ・リー主席は取材に対し、「中米関係は、アジア、ひいては世界の発展の方向を影響するので、両国は、経済発展、民間交流の強化を図る一方で、政治や軍事面での衝突を回避すべきである。中米両国は、関係の均衡をとり、観念の協調をはかり、お互いの利益に気を配りさえすれば、全世界の平和と繁栄を更に発展することに寄与する」と、述べた。

トルコのボアズィチ大学のカディール・タミツ助理研究員は取材に対し、「中米関係は、現在の世界の政治と経済の安定に多大な影響を与えるので、この関係がいかなる挫折を遭遇しても、全世界の経済と政治秩序に危機をもたらす恐れがある。そこで、両国は、引き続き安定した両国関係を発展させることに注力すべきであり、トランプ大統領の訪中が両国関係の発展に新たなチャンスをもたらすと信じる。」と、述べた。

エチオピアのアディスアベバ大学の教授で、アフリカ連合と国際連合アフリカ経済委員会の高級顧問を務めるコンスタンティヌス氏は、「目下のところ、世界の構造は多極化の方向へと発展しており、中米関係は、世界情勢に重大な影響を与えることになる。現在、世界経済が依然として疲弊し、世界の安全情勢も楽観視できないという状況下で、中米両国の首脳が実際で顔を合わせ・交流をすることは、両国関係の発展にだけでなく、世界経済と安全分野で直面している問題の解決にとっても大きな助けとなる。」と、評価した。

国際関係学を専攻とする南アフリカのミッドラント大学のマシュー・シン博士は、「トランプ大統領の訪中により、米中両国が長きにわたり既に築いてきたパートナーシップをさらに強化し、建設的な成果が生まれることを望む。安定的・健全な米中関係は、アフリカ諸国を含む世界各国に更なる恩恵を与える」と、述べた。

メキシコ国立自治大学国際関係センターのイグナシオ・マルティネス研究員は、「中米両国は今、良好で健全な関係を築こうと努力しており、両国は地域の平和促進に与える役割を十分に発揮している。従って、今回の世界の2大経済国の首脳会談は世界的に注目されている。今回の訪問で、中米の互恵・ウィンウィンの協力関係が新たな局面を切り開くと信じている。」と、述べた。

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