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評論

中国・パナマ関係が新たな1ページを切り開く

2017年6月14日 14:06
 提供:新華網日本語

新華網北京6月14日(記者/郝亜琳)中国とパナマが6月13日に国交樹立を宣言したニュースは、各大手メディアの報道の焦点になった。世界が注目するこの外交事件が中国の魅力を立証している。

これは時代が発展し進歩する流れに順応する重要な外交政策決定だ。周知のとおり、「一つの中国」の原則は中国と世界各国が友好的な協力関係を維持し発展させるための前提であり、政治的基盤だと言える。バレラ大統領及びパナマ政府が行ったこの重要な政治的決断は、国際社会が形成する「一つの中国」の構造と完全に一致し、パナマの国家と民族の根本的利益に完全に一致する。

中国の力強い発展の勢い及び中国が長期にわたり国際の事務において正確な義理観を堅持してきたことは、人類運命共同体の構築という長期的な目標に向けて行ってきたたゆまぬ努力であり、対中関係の発展がすでにこの上なく重要な戦略の選択であることをますます多くの国々に認識させている。ガンビア、サントメ、プリンシペからパナマまで、この3ヵ国が相次いで中国と国交を回復し、国交を樹立したことは、「一つの中国」の原則がすでに国際社会の広範なコンセンサスとなっていることを充分に説明しただけでなく、更には「得道者多助(道を得る者は助け多く)」という昔の人のいましめを実証している。

これは両国人民の希望に沿った歴史的な一歩だ。早くも19世紀50年代には、遥か彼方のパナマに赴いて開墾・耕作や貿易活動に従事する華人がいた。現在、パナマに住む華僑華人はすでに30万人近くおり、70社余りの中国資本企業がパナマで運営している。中国はパナマ運河(Panama Canal)の2番目に大きな利用国で、パナマのコロン・フリーゾーン(自由貿易区)の最大の商品供給国でもある。

長く久しい民間往来と緊密な経済貿易往来が中国・パナマ関係の発展に良好な社会的基盤を与えた。パナマと中国が国交を樹立したことで、政治面における信頼のできる友人、経済面における安定的・持続的な協力パートナー、そして国際関係における互いに支え合える力強い拠り所を得ることになった。

中国・パナマ関係の大門はすでに開かれ、輝かしい協力の展望が前方に広がっている。パナマはラテンアメリカの重要な国であることから、中国・パナマの国交樹立が両国の互恵協力に新たな空間を切り開くだけでなく、中国とラテンアメリカ及びカリブ地域の協力全般のために新たな原動力を注ぎ込むことができると信じている。

(新華社より)