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評論:中国は低炭素生活の発展を堅持

2017年 6月 8日11:06 提供:新華網日本語

新華網北京6月8日(新華社記者/楊駿)トランプ米大統領は今月1日、地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」から離脱すると発表した。これを受けて、「パリ協定」の効力が弱まり、その他の国の排出量削減の保証が揺らぐのではないかと憂慮されている。これに対する中国の態度は明らかである。「パリ協定」は、地球温暖化対策に関する国際社会の最も幅広い共通認識を集結させたもので、各国は共にこの貴重な成果を大切に維持するべきであり、中国は引き続き温暖化対策の各業務を行っていく。

世界最大の発展途上国として、中国が発展と同時に、どのように生態問題を解決するかが世界から注目されている。低炭素生活の発展は、中国自身の国内の需要でもあり、「パリ協定」が描く国際規模の低炭素生活の発展は、中国の生態文明の構築の選択と一致している。

「第12次五カ年計画(2011-2015年)」期間中、中国は未だかつて見たことのない、世界でもまれな規模で、汚染対策と生態保護を実施した。現在中国は、省エネと新エネルギー、再生可能エネルギーの利用で世界トップとなっている。中国は将来に向け、生態文明の構築を「第13次五カ年規画(2016-2020年)」の重要な内容とし、革新、調和、エコ、開放、シェアという発展理念を実行し、人と自然の調和のとれた発展という新しい枠組みを形成していく。

また、世界規模の温暖化と環境生態の課題を前にして、人類は運命共同体である。温暖化対策は、一民族、又は一国家の永続する発展に関係するだけでなく、全世界の未来に関わる問題だ。「パリ協定」は表面的には、今後一定期間の温室ガスの排出や、クリーンエネルギー技術の普及等に関して各国が取決めた手配と調整だが、さらに踏み込んだレベルでは、新エネルギーの革新や持続可能な発展等の世界的対策問題に関する深い考察とも言える。

このため、低炭素生活を発展させ、世界の気候変動対策の進展を維持することは、発展途上大国である中国の責任と担うべき役割でもある。

中国は発展途上大国として、「パリ協定」可決と発効を促進するだけでなく、力を尽くして他の発展途上国を助け、世界的なエコ、低炭素、持続可能な発展を推進している。

「パリ協定」は、地球温暖化対策の長い道のりにおける一つの里程標だ。中国を含めた世界各国の署名と承認という積極的な態度は、多国間の外交交渉や国際協力の強化を通して国際問題に対応することを世界各国が認めていることの表れであり、実際的な提携を通して世界の持続可能な発展を実現させるという各国の自信を示している。

外部からのどんな障害があろうと、中国はしっかりと地に足をつけ、低炭素生活を発展させ、世界の気候変動対策の進展を維持し、人類運命共同体のために貢献していく。

(新華社より)