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総合:世界経済が中国チャンスにより活力を奮い起こす——国際社会は習近平主席が世界経済フォーラム年次総会で行った講演を肯定的に評価

2017年 1月 18日17:21 提供:新華網日本語

新華網北京1月18日(新華社記者)

世界経済フォーラム(ダボス会議)2017年年次総会が17日にスイス・ダボスで行われ、習近平国家主席が出席し、基調講演を行った。これは中国の国家主席の世界経済フォーラムへの初出席となる。習主席は講演の中で、経済のグローバル化を揺るぎなく推進し、共に責任を担い、一致協力して難関を切り抜け、世界の発展を共に促進しようと強調した。

グローバル化のプロセスに自信を添える

習主席は講演の中で、世界を悩ませている問題を安易に経済グローバル化のせいにしてしまうことは、事実とはそぐわず、問題解決の助けにもならない。我々は主動的に行動し、適切に管理し、経済のグローバル化のプラス効果をより多く放出して、経済のグローバル化のプロセスの更なるバランス化を実現させねばならないと指摘した。

世界銀行の元チーフエコノミストである林毅夫氏は、習主席の発言は「世界に非常にすばらしい理念を提起」した。現在先進国は多くの内部の問題に遭遇しているが、彼らはそれをグローバル化のせいにしている。これは正しいことではないとみなしている。

クロアチア・ザグレブ大学(University of Zagreb)政治学部のルーカ・ブールジチー(音訳)教授は、習主席のグローバル化に対する態度に強い賛成の意を示している。ブールジチー教授は、習主席が行った詳しい説明は、グローバル化の今後の発展に方向を明示しており、その出発点は「中国経済のためだけでなく、世界経済のために考えたことでもある。」とみなしている。

世界経済の発展に原動力を添える

習主席は、中国の発展は世界のチャンスで、中国は経済のグローバル化の受益者であり、更には貢献者であると言える。中国人民は各国の人民が中国の発展の「急行列車」、「都合のよい車」に乗ることを歓迎すると強調した。

  英国48グループクラブのキース・バーニット(Keith Bennett)副会長は長年にわたり英中貿易に従事しており、中国の提唱した「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想の見通しが非常に明るいとみなし、これが世界経済の発展にまたとないチャンスを与えたと考えている。バーニット副会長は「『一帯一路』構想とアジアインフラ投資銀行(AIIB)のスタートは、世界経済の長期安定した成長に役立つので、私は世界中の指導者がこれらのチャンスにしっかりと気づくことができ、中国と十分な相互交流を行うことを望んでいます。」と述べている。

バーニット副会長は「中国が自由貿易を積極的に促進し、保護貿易主義に反対することはとても重要です。中国が提唱した『一帯一路』とアジア太平洋地域自由貿易区などの理念はいずれも、このようなチャンスの思考を体現しています。これらの重要な問題に対し、習主席はダボスで中国の声を発しました。習主席が述べたことは非常に時宜にかない、十分な建設性があるので、世界に重大な影響を与えるでしょう。」と述べている。

  協力と開放に新たな新編を描き出す

開会式で、習主席はいくらかのデータを用いて中国の今後の発展の見通しについてはっきりと示した。それは今後5年間に、中国は8兆ドル相当の商品を輸入し、6000億ドルの外来投資を吸収し、対外直接投資額が7500億ドルに達し、海外旅行者数が延べ7億人に達するというものだ。

ボストン コンサルティング グループ(BCG)の会長、ハンスポール・バークナー(Hans-Paul Bürkner)氏は、習主席が伝えた開放・協力の理念を高く評価している。バークナー会長は、「まさに習主席が述べた通りで、私は開放とグローバル化がウィンウィンを創りだせると信じます。私たちには成長が必要で、大きなケーキを作る必要があり、ケーキを大きく作ってようやく、最良な方法で公平性に関する問題を解決することができるのです。」と語っている。

世界保健機関(WHO)の事務局長補(Assistant Director-General)任明輝氏は、「習主席の発言は、中国政府と人民が世界経済の発展及び社会の公平かつ合理的な推進を望む願いをはっきりと示し、経済のグローバル化及び世界平和と持続可能な発展に対する13億人を超える人口を擁する大国の願いを表現している。」と述べている。(執筆記者:王昊、参与記者:施建国、張淼、薛群、韓冰、鄧茜、凌馨、桂涛、劉洪徳、王雪、沈忠浩)

(新華社より)