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特別寄稿:周辺外交の概略を定め 地域の発展を共に図る――李克強総理の東アジア協力をめぐる一連の首脳会議の出席並びにラオス訪問に関する展望

2016年 9月 5日16:49 提供:新華網日本語

新華網北京9月5日(新華社記者/劉暢、尚軍)中国国務院の李克強総理は6日に旅立ち、ラオスの首都ビエンチャンに赴き、東アジア協力をめぐる一連の首脳会議に出席し、またラオスを公式訪問する。

20カ国・地域グループ(G20)サミットが、中国が世界の経済成長を推進し、グローバル経済ガバナンスを改善するという壮大な青写真を描き出すのを見届けつつあると言うのなら、サミット後の企画し、実行する周辺地域への初めての旅は、中国とASEAN関係の進化に着眼し、東アジア地域の協力を推進する一度の重要な外交行動にあたるだろう。

25年間に、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は政治、経済貿易、社会、人文などの各分野の協力で世界の注目を集める発展を遂げた。現在は高度成長期から成熟した転換期へと移行し、質向上とアップグレードが求められている。李克強総理は今回、第19回中国-ASEAN(10+1)首脳会議に出席し、ASEAN首脳とともに過去を総括し、未来を見据え、前代の事業を継承し、後代の人を啓発する一里塚としての意義を持つ。

現在、世界経済の成長力が乏しく、復興の兆しははっきりと見えない。成長を促進し、発展を目指すことはASEAN各国が直面する重大な試練であり、中国とASEANが実務的な協力をより一層推進するために、エネルギーと機会も提供できる。ASEANの「最も強力で、活発」なパートナーとして、中国は一貫してASEANの経済と社会の発展を促進するために、自国の知恵とエネルギーを通じて貢献している。

近年は東アジア協力と一体化のプロセスが一部の域外国家の妨害を受け、本地域の情勢が複雑化し、緊張していることにも注目すべきだ。

李克強総理は今回の訪問で、第19回ASEAN及び中日韓(10+3)首脳会議に出席する。「10+3」メカニズムは、東アジア経済共同体を建設し、各分野の協力を推進する主要チャネルになる。中日韓関係に紆余曲折はあるが、今年以降、「10+3」メカニズムは依然として財政金融、食の安全などの分野で一連のポジティブな成果を収めている。

ラオスは中国の「良き隣人、良き友人、良き同志、良きパートナー」であり、両国の友誼は悠久の歴史がある。李克強総理の就任後初めての今回のラオス訪問は、両国の友好と協力を継続して前の方向に発展させるために助力し、新時期の中国とラオスの戦略的パートナーシップの発展を促進するために、重要な意義を持つ。

国交樹立の55年間に、中国とラオス両国は政治の面で高度的に相互信頼し、経済貿易及びインフラ建設の協力で実り多い成果を収め、両国の人民に実質的な利益をもたらした。

専門家は李克強総理の今回の訪問は、中国とラオスの二国間協力をより一層、推進し、中国とラオスの伝統的な友誼に新しい生気を放たせるとの見方を示した。

 

(新華社より)