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(新華国際時評)中国・ブラジル関係の揺らぐことのない3大基盤

2016年 9月 2日14:49 提供:新華網日本語

新華網北京9月2日(新華社記者/馮俊揚) ブラジル議会上院は現地時間8月31日、ルセフ大統領の弾劾をめぐって採決を行い、ルセフ大統領を罷免することを決めた。テメル大統領代行が大統領に昇格し、ルセフ氏の残りの任期を務める。

ブラジル政局の変化と政権交代に伴い、西側メディアは中国・ブラジル両国の協力及びBRICs(ブリックス)協力のメカニズムに関する衰退論が息を吹き返している。これらの論調には別の意図があるか、或いは目先がきかな過ぎるかだ。ブラジルの政局の変化に伴って、その内外政策の調整は避けられない。しかし、中国とブラジルの関係について、双方関係の発展における3つの重要基盤にいかなる変化も動揺もないことをはっきりと見えている。

第一に中国とブラジルの成熟した穏健で全面的な戦略的パートナーシップが揺らぐことはない。中国とブラジルの国交樹立から40年余りに、ブラジルは政権交代と政治パワーの仕切り直しを何度も経験したが、中国・ブラジル関係が前に向かって発展するという大きな流れと大きな構図は終始変化していない。中国との関係を積極的に発展させることがブラジルの与野の共通認識であり、どの政党が執政するかにかかわらず、中国とブラジルの全面的な戦略的パートチナーシップを強固化し、発展させる方向は変わらない。

第二に、中国とブラジルの互恵互利と優位性の相互補完という協力基盤は揺るがない。目下、ブラジルは中国の南米地域における最大の貿易相手国であり、最大の投資先でもある。中国は7年連続でブラジル最大の貿易相手国としての地位を維持してきた。ブラジルはまた、アメリカ州地域で唯一のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創始国でもある。テメル大統領代行の大統領昇格後、初の訪問国は中国になる。中国とブラジルの経済貿易協力の大局が安定する限り、二国間関係の礎石が揺らぐことはない。

さらに、中国とブラジルはいずれも重要な影響力を持つ新興市場国で、共通の利益訴求が揺らぐことはない。近年、中国とブラジル両国は積極的な協力を展開し、国際政治と経済の秩序改革を共同で推進し、新興諸国の利益を擁護している。中国とブラジル両国の重大な国際事務及び国際経済秩序改革における共通認識は相違点よりはるかに多く、両国の国際舞台における協力基盤は依然として堅実で強固だ。

(新華社より)