ようこそ、中国上海!
最新バージョン

Home >> 新着 >> 評論

評論:中東に戦雲がたれこめ テロ対策情勢が厳しさを増し

2016年 3月 1日10:27 提供:新華網日本語

  

  新華網北京3月1日(記者/邵傑)最近数日にわたり、中東の多くの国でテロ暴力事件が発生している。2月28日の1日だけで、イラクの首都バグダッド付近では少なくとも3件の襲撃事件が発生し、大量な人員の死傷をもたらした。それ以外に、リビアなどの国でもテロが起きているという。

  これらの襲撃事件は過激派テロ組織の活動の特徴である多地域に及ぶ攻撃、目的の明確性、死傷者の深刻化を継続させた。これは中東地域のテロ勢力がまだ猖獗を極め、テロ対策情勢が依然として厳しさを増していることを明らかにしている。

  一部のアナリストは、最近数日にわたり暴力テロ事件が集中的に発生していることは、恐らく新たなテロ襲撃の波の到来を暗示するものとみなしている。

  最近発生したテロ事件は、国際社会が中東のテロ勢力に対して継続的且つ厳格な掃討を行い、特に、彼らを標的にする軍事行動が続いているが、テロ組織の攻撃的な発動力は未だ弱体化されておらず、テロ対策情勢は依然として楽観を許さないものであることを説明している。

  国際社会はテロ対策行動における軍事手段の役割を盲信するべきでなく、必ず政治や経済といった他の手段にも頼らねばならない。また、テロと長期的な闘争を行う準備をしっかりと行い、末梢と根本の問題を共に解決することをやり遂げて、ようやくテロ対策戦争での最後の勝利を獲得することができるのだ。

  (新華社より)