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(新華国際時評)中国の友人グループは「堅実に行動するグループ」

2016年 1月 28日19:54 提供:新華網日本語

  

  新華網北京1月27日(記者/呉黎明)新年の始まりに、習近平主席の初の中東訪問は成功した。今回の中東訪問は習主席外交における全面的なカバーの重要な一環であり、中国の「友人グループ」がますます拡大することを表している。

  空論は国を誤り、堅実な行動は国を繁栄させる。これは習主席が一貫して提唱する理念で、外交においても例外ではない。3年余りにわたり、大国から周辺、先進国から発展途上国に、中国の「友人グループ」の範囲は拡大し、協力はますます深まっている。中国の「友人グループ」の規模化のプロセスで、国内外の実務的協力を拡大することは終始、このうちの一つの典型的な特徴となっている。

  中国が形成する「友人グループ」は「空論グループ」ではなく、「堅実に行動するグループ」と言える。

  堅実な行動は、外遊時に得た人々を奮起させる具体的な成果に表れている。習主席の訪問に伴う「大量受注」は世界中を驚嘆させた。習主席の昨年の米国訪問時の49項目の成果リストは、訪問の成功を裏付ける絶好の注脚になった。習主席の今回の中東訪問で、中国はサウジアラビア、エジプト、イランの3カ国と50項目余りの協力協定に調印した。生産能力提携から鉄道建設まで、金融投資から宇宙航空提携まで、多くの分野に及び、実務的協力の広度と深度を大幅に引き上げてきた。

  堅実な行動は、中国が展開する国際協力の「トップダウン設計」の実効性に表れている。習主席が提唱する「一帯一路」構想は実質的な進展を遂げ、戦略的リンクは沿線諸国のホットトピックになっている。アジアインフラ投資銀行の設立で、多くのアジア太平洋諸国とアジア諸国が加盟した。このほか、中国は中国-国連平和発展基金、南南協力援助基金の設立を発表し、国際社会から一致して賛同を得ている。

  堅実な行動は、「理由があるから行動する」、「情勢に合わせて計画する」理念に体現されている。「聡明な者は時勢によって変化し、よく知る者は事物の発展に応じて方法を策定する。」中国は「友人グループ」の「イエスマン」になるのではなく、即効性のある積極的な行為を通じて「中国の主張」を提示し、大国の風采をアピールする。習主席は昨年の訪米時に次の内容を明確に指摘した。世界には本来、「トゥキディデスの罠」はないが、大国間で戦略を誤ると、自国を「トゥキディデスの罠」に陥らせる恐れがある。今回の中東訪問で習主席は中国は中東で「代理人を探さない」、「勢力範囲を拡大しない」と指摘している。

  中国外交の行動力は国際社会で幅広く尊重を勝ち取っている。中国は欧州復興開発銀行に加盟し、人民元が国際通貨基金に「SDR通貨バスケット」に採用されたことなどがそれを立証している。

  時間の車輪が回転し、2016年の春が訪れようとしている。中国の外交にとって「友人グループ」を大規模化し、「友人グループ」を深く発展させるのが今後も継続していく。

  (新華社より)