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米国は中国の主権と安全の権利に対する身勝手な挑発を停止すべき

2015年 10月 29日15:23 提供:新華網日本語

  

  米国は中国との複数に及ぶ厳正な交渉と再三にわたる阻止を顧みることなく、27日にイージス艦「ラッセン」を派遣し、中国南沙群島の関係島礁近くの海域に不法に進入した。米国のこの行動は中国の国家主権と安全の権利に対する危険な挑発だ。中国政府はこれに対し迅速に反応し、米国は即刻、誤りを是正し、間違った方向にますます遠く進まないように注意すべきだ警告する。

  米国が軍艦を派遣して南中国海で「筋肉をひけらかす」行為は計画的だった。年初にオバマ政権が「アジア太平洋リバランス戦略」の実施が第二段階に入ったと宣言し、アジア太平洋における米国の軍事的存在感を全力で強化すると公言した。その目的は当該地域で矛盾を生じさせ、トラブルを引き起こすことによって、アジア太平洋地域における米国の覇権を守ることだ。

  中国側は次のように繰り返し強調する。中国は南沙群島及びその付近の海域に対し争う余地のない主権を保有している。中国が自国の島礁で行う開発と建設は、合理的かつ合法的で、他者が干渉する権利はない。

  一方で、米国は中国の勧告を聞き入れることなく、意に反して軍艦を派遣し、中国南沙群島の関係島礁近くの海域に進入し、いわゆる「航行の自由」の権利を主張した。

  この主張は道理にはずれているだけでなく、偽りでもある。米国はまさに、一方で地域情勢を軍事化させないように他者に要求しながら、自国は軍艦と戦闘機を頻繁に派遣して武力を誇示している。もう一方で、『国連海洋法条約』の締結を拒みながら、自国は意外にも公約の名を借りて、「航行の自由」の権利を擁護すると主張している。

  周知のとおり、南中国海地域では、航行と飛行の自由を妨げるいかなる状況も起こったことがない、しかし、米国側が航行と飛行の自由の擁護を名乗って、実際に武力をひけらかすことが、不慮の事故を極めて容易に引き起こし、各国が法に基づいて享受する航行と飛行の権利を脅し、地域の平和と安定に損害をもたらしている。

  (新華網日本語)