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村上春樹氏は受賞を逃し、今後も「受賞の可能性は大きくない」

2015年 10月 9日15:45 提供:新華夏

 スウェーデン時間8日午後1時、2015年のノーベル文学賞が発表された。ベラルーシの作家スベトラーナ·アレクシエービッチ氏の受賞が決まり、村上春樹氏の受賞はならなかった。

 村上春樹氏の作品の中国語版の主要な翻訳者である林少華によると、2012年以降のノーベル文学賞の受賞者を振り返れば、社会、人類の苦難を述べる作品は重視され、それはちょうど村上春樹氏の弱いところだ。それで、ノーベル文学賞を受賞する可能性は大きくないと思っているという。

 評論家の白燁によると、村上春樹氏の受賞可能性はほぼない。「彼の作品は現実社会にあまり関心を払わず、純文学界に認められるわけではない」とした。

 白燁によると、村上春樹氏の作品は流行性、大衆性が特徴で、「だからこそ、村上は長い伴走者に決まった」という。 林少華によると、ノーベル文学賞の審査員達は、社会苦難を題材とする作品を重視している。だから、村上春樹氏の受賞可能性は大きくない。「ところが、村上は知名度やファン、読者など、多くをもっており、ノーベル文学賞受賞者にベストセラー作家は少ない」という。