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中日経済の熱、政治関係の氷を溶かす 豪メディア

2015年 9月 29日10:54 提供:新華網日本語

  中国と日本は経済によって結ばれている。中国は日本にとって最大の貿易相手国であり、日本は中国にとって2番目の貿易相手国だ。日本は中国にとって最大の投資国で、2014年の対中直接投資額は1000億ドルを超えた。この巨額の貿易 投資データだけでは、アジアにおけるこの2つの大国がいかに絡み合っているかを説明できないほどだ。オーストラリアン フィナンシャル レビューが伝えた。

  中日関係の重要性は、二国間の範疇を上回り、地域一体化に深く根ざしている。政治関係はなおざりにされているが、地域は相互依存を実現した。繁栄と発展の利益と比べ、過去の政治の敵対や未解決の歴史問題は二の次三の次とされている。日本の製造業の多くの生産能力が中国にシフトしており、日本からの1000億ドルの投資は中国に雇用 技術 専門技能 資本をもたらした。中国の対日投資は始まったばかりで、2014年に6億ドル弱に達した。10年前の9000万ドルと比べれば、高い伸び率と言える。

  民間関係は力強く、悠久な歴史を持つ。地理的な位置や文化が近いことを考えると、これは少しも驚くべきことではないが、常に過小評価されている。日本で学ぶ外国人留学生の過半数が中国人で、中国は日本人学生にとって2番目の留学先だ。

  力強い中日の経済関係、きまりの悪い政治関係(よく「政冷経熱」と呼ばれる)は、排斥しあう関係ではない。現状を見る限り、冷え込んだ政治関係は経済関係を途絶えさせ、破壊していない。

  習近平国家主席と安倍晋三首相は今年、ジャカルタで開催されたアジア アフリカ会議の会期中に会談した。間もなく開催される予定の中日韓首脳会談は、両氏が信頼関係を発展させるもう一つの機会だ。双方に共通する、一切を凌駕する経済的利益の後押しを受け、政治関係が再び改善に向かおうとしている。

  (チャイナネット)