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新華国際時評:30年以上経過した中米関係が英知に向かう

2015年 9月 24日10:26 提供:新華網日本語

  

  秋を迎える9月に、習近平国家主席が米国を公式訪問する。今回の訪問は中米関係の歴史に新たな一里塚となり、両国関係の未来の行方に関わり、世界に計り知れない影響を及ぼす見通しで、国際社会から大いに注目されている。

  1979年に中国の指導者、鄧小平氏が中米国交樹立後、ほどなくして米国を初めて公式訪問したところから、習近平主席の今回の訪米まで、中米関係はすでに36年を歩んできた。その間に苦労の試練も経てきたが、依然として絶え間なく前進している。今日の米中関係は両国ひいては世界に及ぼす影響力がますます大きくなり、また新たな挑戦と試練にも直面している。このような背景の下、今回の訪問は米中の指導者が知恵とビジョンをはっきりと示し、両国関係が安定した未来へ向かうのをリードする重要な契機となるだろう。

  ことわざに曰く、三十にして立つ。中米関係は国交樹立からすでに30年以上が経過しており、その基盤はしっかりとして盛んで、日増しに成熟しつつある。中米関係の「立つ」は、双方の共通の選択で、両国の根本的利益のありかで、更には大勢の赴くところであり、一時の妨げや騒音で妨害できるものではない。

  中米関係の「立つ」が、両国間の広範な共通の利益の基礎と巨大な協力の潜在力に根を張っているのは、中米の国交樹立から30数年に渡り大同につき小異を残し、実務的協力により蓄えられてきた共通認識と相互信頼のおかげで、しかも両国の指導者の遠大な見識や正確なリードが欠かせない。

  中米関係発展のプロセスは、中米の共通の利益が食い違いよりもはるかに大きいことを明らかにしている。国情や政治制度、文化背景が異なる2つの国家として、米中間に食い違いや騒音が希に現れることは避けられないが、中米関係が前進・発展する大いなる方向は変わらないだろう。

  広大な太平洋には中米二つの大国を受け入れる十分な空間がある。我々は今回の大洋を越えての訪問が、中米関係の長期的安定且つ健全な発展のために新たな原動力を注ぎ込み、中米の協力・ウィンウィンのために新たなビジョンを描き出し、世界平和と安定、発展と繁栄のために新たな自信を加えられるよう期待している。

  (新華網日本語)