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インド軍が越境して中国の建設中の歩哨所撤去

2015年 9月 14日18:28 提供:新華経済

 インドメディアが13日に明らかにしたところでは、インド軍や国境警備隊が、越境して中国の建設中の歩哨所を撤去したことで、両国軍はカシミール·ラダックでにらみ合っている。中印両国政府は態度を表明していない。 ニューデリーテレビジョンの報道によると、インド内務省の情報筋が次のように語った。中国がこのほど、印中パトロール線の近くに歩哨所を建設することに、インドは反対している。インドの軍隊や国境警備隊が越境して中国の建設中の歩哨所を撤去したことで、双方はこの地区でにらみ合っている。このパトロール線は双方とも認めており、中国が建設した歩哨所はパトロール線の中国側にある。

 中国改革開放論壇戦略研究センターの馬加力常務副主任によると、中印が国境線を画定していないために、国境や支配線に関する両国の認定は異なっている。両国軍隊は支配線に関する理解と習慣を踏まえ、パトロール路線を決定する。双方のパトロール路線が重なる可能性は排除できない。それぞれの支配線以内に歩哨所などを建てる前例は中印両国にある。

 アナリストによると、インド軍が今回トラブルをおこしたのは国内情勢と関係する。モディ政権が発足して1年間、反対派の抵抗に遭い、重要な改革法案数件は成立しておらず、国民はたいへん失望している。インド政治家はトラブルを作ることで、国内民衆の視線をそらす方針である。馬加力氏によると、今回は突発事件であるとみなしてもよい。インド部隊が両国関係や政府立場を誤解したことが原因である可能性がある。その背後に、インド国内政治勢力と海外勢力があるかどうかはいま判断できない。