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北京市、旧市街景観保全で条例改正 歴史文化遺産の保護を強化

2021年 1月 30日16:34 提供:新華網日本語

中国北京市の第15期人民代表大会第4回会議は27日、改正「北京歴史文化名城保護条例」を採択・可決した。同条例は各種の保護対象物や古い歴史を持つ平屋建てエリアの取り壊し禁止、重要文化財や歴史的建造物の明け渡し推進、建築物の規模や高さ制限の厳格化による伝統的景観の保護などを規定、北京旧市街地の景観保護のため、法的保障を提供する。

同市は1982年、第1期国家歴史文化名城に指定され、2005年には「北京歴史文化名城保護条例」を制定した。今回の条例は同市の都市総合計画と首都機能核心地区制御的詳細計画に基づき改正されたもの。

条例は、北京歴史文化名城の保護対象に、世界遺産や文化財、伝統的な路地「胡同(フートン)」、歴史ある通り、地名などを含むと規定。同時に伝統的な都市中軸線と長安街、凸字型の城郭構造、河川・湖沼など歴史的水系、水域文化遺産など歴史的・伝統的な景観と空間からなる11項目を重要な保護対象としてリストアップ、旧市街地全体の保護を強化していく。

保護措置については、旧市街地を有する地区の人民政府が「各種の保護対象物や古い歴史を持つ平屋建てエリアの取り壊しを禁止し、保護されるべきもの全ての保護を実現する」などの保護責任を果たすことが規定されている。

同条例は3月1日から施行される。

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