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習近平主席、林鄭香港特区行政長官の職務報告を聴取

2021年 1月 28日8:34 提供:新華網日本語

中国の習近平国家主席は27日、香港特別行政区の林鄭月娥行政長官による2020年度の職務報告をテレビ会議方式で聴取した。(北京=新華社記者/劉彬)

中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は27日午後、香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官による2020年度の職務報告をテレビ会議方式で聴取した。林鄭氏は特区政府の過去1年間の活動や新型コロナウイルス感染症の予防・抑制策などの状況を報告した。

習近平氏の発言要旨は次の通り。

今回は新型コロナ対策のため、テレビ会議方式で報告を聴取した。まず香港特別行政区の全住民に心からの見舞いを申し上げる。新型コロナは感染拡大が既に1年余り続いており、世界に深刻な影響をもたらしている。香港は高度に開放された国際都市であり、その影響も比較的大きい。香港ではこの一時期、感染の第4波が起き、市民の生命と健康の大きな脅威となり、仕事や生活に多くの混乱を引き起こした。私はとても気に掛け、心配している。中央政府は既に、そして今後も引き続き、必要な一切の措置を講じて香港特別行政区の新型コロナ対策を全力で支援する。自信を固め、団結して感染症と闘ってほしい。祖国は永遠に香港の堅固な後ろ盾であり、目下の困難は必ず打ち勝つことができる。

あなた(林鄭長官)と香港特別行政区政府はこの1年、「条例改正をめぐる騒動」や新型コロナ、外部環境の不利な変化がもたらした深刻な影響に冷静に対処し、秩序の維持や新型コロナ対策、市民の困難解消、経済回復に全力に取り組み、一定の成果を収めた。特に指摘したいのは、全国人民代表大会(全人代)常務委員会が香港国家安全維持法(国安法)を制定、公布した後、あなたが特別行政区政府を率いて(国安法を)断固執行し、法に基づき暴力と混乱を食い止め、香港を正常な軌道に戻すため努力したことだ。国の安全保障などに関わる原則的是非の問題で、あなたは断固とした立場を堅持し、勇敢に責任を担い、「国を愛し、香港を愛する」思いと、国と香港に対し高度な責任を負う精神を示した。中央はあなたと特別行政区政府が職務を履行し、職責を果たしたことを十分評価している。

香港は混乱から収拾への重大な転換で、深い道理を改めて示した。それは「一国二制度」を安定かつ長期的に実践するには「愛国者による香港統治」を常に堅持しなければならないということだ。これは国の主権と安全、発展利益に関わり、香港の長期的な繁栄と安定に関わる根本原則である。「愛国者による香港統治」が実践されることで、中央の特別行政区に対する全面的管理統治権は効果的に実施され、憲法と基本法が確立した憲制秩序は効果的に維持され、各種の根深い問題は効果的に解決される。香港は長期的安定を実現し、中華民族の偉大な復興の実現に向けしかるべき貢献もできるようになる。

習近平氏はまた、米国の理不尽な制裁を受けた香港特別行政区政府の関係官僚に心からの見舞いの意を林鄭氏に託した。

林鄭氏は、中央の香港に対する配慮と支持に心からの感謝を表明。今後も特別行政区の管理統治チームを率いて最善を尽くし、これまで以上に仕事に励むとし、恐れることなく困難を克服し、香港の新たな出発と前進を図ると述べた。