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魏鳳和氏、モスクワで印国防相と会談 国境地域の平和・安定維持で一致

2020年 9月 5日14:04 提供:新華網日本語

ロシア・モスクワで上海協力機構(SCO)、独立国家共同体(CIS)、集団安全保障条約機構(CSTO)の国防相会議に出席した中国の魏鳳和(ぎ・ほうわ)国務委員兼国防部長は4日、同会議に出席したインドのラジナート・シン国防相と会談した。

魏鳳和氏は次のように述べた。両国、両軍関係は最近、国境問題による深刻な影響を受けており、双方の国防相が対面し、関連する問題について率直に意見を交換することは非常に重要だ。現在の中印国境の緊張情勢をもたらした原因と真相は非常に明らかで、責任は完全にインド側にある。中国の領土は一寸たりとも失ってはならず、中国軍には国の主権と領土保全を守る決意と能力、自信が完全にある。

また、次のように強調した。双方は習近平(しゅう・きんぺい)主席とモディ首相が達した重要な共通認識を真剣に実行に移し、対話と協議を通じて問題を解決することを堅持すべきだ。インド側に対し、双方が合意した一連の協定・協議を厳格に守り、第一線部隊に対する管理を着実に強化し、現在の実効支配線を越えて挑発することなく、情勢をエスカレートさせる可能性のあるいかなる行動も取らず、意図的に否定的な情報を宣伝したり、広めたりしないよう希望する。双方は中印両国関係と地域の平和・安定の大局に着目し、共に努力し、互いに歩み寄り、当面の事態を早急に緩和させるよう推進し、中印国境地域の平和と安定を守るべきだ。

シン氏は次のように述べた。現在の情勢の下、国境地域の平和と安定は二国間関係にとって極めて重要で、双方の軍事、外交など各レベルの対話ルートを保ち、対話と協議を通じて平和的に問題を解決すべきだ。双方が責任ある態度をとり、第一線部隊の接触をできるだけ早く全面的に回避させ、情勢のエスカレートや複雑化を避け、意見の相違が紛争に発展しないようにし、両国・両軍関係をできるだけ早く正しい軌道に戻したい。

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