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王毅氏、中米シンクタンク・メディアフォーラムで式辞

2020年 7月 10日7:34 提供:新華網日本語

中国の王毅(おう・き)国務委員兼外交部長は9日、ビデオ方式で開かれた中米シンクタンク・メディアフォーラムに式辞を寄せた。

王毅氏は、中米関係が国交樹立以降で最も深刻な試練に直面しているとの認識を示し、両国の関係が正しい軌道に戻るかどうかは、両国人民の利益と密接なつながりがあるだけでなく、世界と人類の共通の未来にも関わっていると表明した。米国に対しては、より客観的で冷静な対中認識を持ち、より理性的で実務的な対中政策を策定することを求めた。

中国の対米政策は高度な安定性と連続性を保っているとし、今後も善意と誠意に基づく中米関係を発展させていく考えを示した。一方で、中国は自らの主権と安全、発展の利益を守る権利があり、中国人民が奮闘して得た労働成果を擁護する権利、中国に対するいかなるいじめや不公平も拒絶する権利があると主張した。

中米関係については、国交樹立から40余年間で相互に融和する利益共同体が形成されたとする一方、双方は関係発展で得た歴史的経験に正しく向き合わなければならないとし、先人の功績を未来へ受け継ぎ、時代と共に前進し、対話と協力の道を堅持していく必要があると述べた。

王毅氏は中米関係を正しい軌道に戻すため、次の三つの提案を行った。

①すべての対話ルートを活性化し開放する。中国は門戸を大きく開き、各レベルや各分野の対話を随時再開していきたい。

②二国間分野とグローバル分野で協力し合える事柄のリスト▽意見の相違はあるが対話を通じて解決の見込みがある事柄のリスト▽合意が困難で一時棚上げをする必要がある事柄のリスト-を整理し、協議する。

③新型コロナウイルスの感染防止協力に焦点を当てる。中国は米国と感染予防・抑制に関する情報と経験を共有し、診療プランやワクチン開発などの分野で広範な交流を実施していきたい。米国は感染症の政治化、ウイルス起源に関わるレッテル張りをやめ、中国と共に世界の感染防止協力を推進し、しかるべき国際的責任を果たすべきである。

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