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中国の都市化率は60%、大きな潜在力を残す

2020年 6月 19日9:32 提供:チャイナネット 編集者:範易成

 中国の常住人口都市化率は昨年末に初めて60%を超えたが、先進国の80%という平均水準をはるかに下回っている。都市化がもたらすチャンスをつかみ、中国経済の持続的かつ健全な発展に力強い原動力を注ぐにはどうすべきだろうか。  

 中国の都市部常住人口は現在8億人を超えている。都市部人口の消費の潜在力を掘り起こすことで、中国の経済発展における内需と外需、投資と消費などの構造的なバランスの乱れの解消を促せる。また中国の都市化率が60%を上回るにつれ、都市部·農村部発展のバランスが乱れ、発展が不十分である問題の解決により大きな力を注ぐ必要性が生じており、その条件も備わっている。「都市部で農村部をけん引し、工業で農業を促進する」という道を歩み、都市部·農村部融合発展の体制·メカニズム·政策の構築を加速し、農村振興を順調に推進するため制度のサポートを提供するべきだ。  

 専門家によると、都市化水準の持続的な向上に伴い、多くの農家が転職で所得を増やす。また市民になることで、より良い公共サービスを受けられるようになる。これにより都市部の消費者を持続的に拡大し、消費構造を持続的に改善し、消費の潜在力を持続的に引き出す。また都市インフラ·公共サービス施設·住宅建設などの大きな投資の需要をもたらす。これは経済発展に持続的な原動力を提供する。  

 中共中央党校(国家行政学院)経済学部の汪彬准教授は「新型都市化の持続的な推進に伴い、大都市は都市病の問題により焦点を絞って解消することになる。都市圏、都市クラスタの相互接続関連のインフラ及び公共サービスの建設による、大きな投資のチャンスが引き出される。都市部の老朽化した団地の改築、スマート都市建設、商業便利化改造も、大きな投資の空間をもたらす。また中小都市、特に県都の弱点補強もさらに強化される」と述べた。