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中国、新型肺炎で行き場を失った個人を支援

2020年 3月 16日18:04 提供:新華網日本語

10日、中国湖北省武漢にある臨時医療施設「武昌方艙医院」で休憩を取る医療従事者。(武漢=新華社記者/費茂華)

中国政府は新型コロナウイルスによる肺炎の発生で困っている個人やその他の弱者が難関を乗り越えるのを支援しており、宿泊費の助成や臨時手当の支給などの措置を講じていると、民政部社会救助司の劉喜堂(りゅう・きどう)司長が14日、明らかにした。

劉司長は北京で行われた記者会見で「13日までに仮設避難所69カ所を武漢に設置し、流行の震源地で行き場を失った4843人の非居住者に宿泊先を提供した」と語った。

市内で孤立した5839人が一時的な生活支援手当を受け取り、総額1610万元(1元=約15円)に上る。

劉司長は「中国政府は社会的弱者にも一時的な補助金を支給。予備的調査によると、2020年1月から2月に16億9千万元を投じ、約3100万人がこの政策の恩恵を受けた」と説明した。

今年1月には、ウイルスに襲われた湖北省の住民に総額1億9千万元が支給され、生活に困窮する約189万人が支援を受けたと劉司長は語った。

新型肺炎の流行で仕事への復帰が困難になったため収入が大きく減り、低所得世帯基準の対象に該当する世帯は低所得世帯向けの社会保障制度の支援を受けられると、劉司長は話す。

低所得層とされるは、都市部の月収624元未満の世帯、農村部の年収5336元未満の世帯で、社会保障制度の受給対象となる。

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