中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は２２日、要請に応じドイツのメルケル首相と電話会談した。

習近平氏は次のように表明した。中国とドイツ、中国と欧州連合（ＥＵ）は今年、多くの重要な政治日程を控えている。双方は緊密な意思疎通を保ち、中独と中欧関係が新たな１年に新たな発展を得るよう推進する必要がある。中国は一貫して対独関係の発展を高度に重視している。中国が関係国と進める経済・貿易協力が、欧州とドイツを含むほかの貿易パートナーの利益に影響を与えることはない。中国企業のドイツへの投資に対し、ドイツが引き続き公平な競争環境を作り出すことを希望する。

また次のように強調した。中国は一貫して戦略的な高みと長期的な視点からＥＵとの関係に臨み、発展させており、欧州統合を支持している。ＥＵ諸国と共に、開放的世界経済の構築、多国間主義と自由貿易の擁護、世界の平和と安定の維持のために貢献していきたい。

メルケル氏は次のように表明した。ドイツは中米両国が第１段階の経済・貿易協定に合意したことを喜ばしく思い、中国市場がドイツに対して開放的な姿勢を保っていることを称賛する。ドイツ市場も引き続き中国に対する開放を保ち、中国を含む各国の企業を公平に扱う。欧州と中国は今年、一連の重要な日程を控えており、ドイツは中国と緊密な意思疎通と協調を図り、成功が得られるよう万全を期したい。中国が新型コロナウイルスの感染による肺炎に迅速に対処し、公開性と透明性を保つとともに積極的に国際協力を行っていることを称賛する。ドイツは中国を支援し、協力していきたい。

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