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習近平氏、新型コロナウイルス肺炎に対し重要指示 感染の予防制御を強調

2020年 1月 21日7:34 提供:新華網日本語

中国湖北省武漢市など多くの地域でこのほど、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した。20日午後6時までに、中国国内で報告された計224例の新型肺炎症例のうち、診断が確定したものは217例(武漢市198例、北京市5例、広東省14例)で、肺炎の疑いがある症例は7例(四川省2例、雲南省1例、上海市2例、広西チワン族自治区1例、山東省1例)だった。また、日本で1例、タイで2例、韓国で1例の確定診断症例が報告されている。

肺炎の発生後、中国共産党中央委員会と国務院はこの件を非常に重視している。習近平(しゅう・きんぺい)中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は重要な指示を下し、次のように指摘した。湖北省武漢市などでこのほど、新型コロナウイルスによる肺炎が相次いで発生したことは、非常に重視されるべきで、予防と制御に全力を尽くさなければならない。春節(旧正月)期間には、大勢の人々が集中して移動するので、感染の予防と制御をしっかり行うことが非常に重要である。各級の党委員会と政府および関連部門は、人民大衆の生命の安全と健康を第一に考え、周到で綿密な方案を制定し、各方面の力を集めて予防と制御を行い、確実かつ効果的な措置を講じ、疫病のまん延拡大を断固として食い止めなければならない。患者の治療に全力で取り組み、早急にウイルスの感染源と感染経路を究明し、症例のモニタリングを強化し、処置の流れを規範化しなければならない。また、感染情報を速やかに発表し、国際的な協力を深化させなければならない。世論のリードや、関連政策・措置の周知と解説を強化し、社会の大局の安定を断固として守り、人民大衆が落ち着いて穏やかに新春の佳節を過ごせるよう確保しなければならない。

李克強(り・こくきょう)中国共産党中央政治局常務委員・国務院総理も指示を出し、世界保健機関(WHO)や関係国、香港・マカオ・台湾地区との意思疎通や協調をしっかりと行い、緊密に協力して感染のまん延を断固防ぐよう求めた。

習近平氏の指示と李克強氏の要請により、国務院合同予防制御メカニズムが同日、テレビ電話会議を開き、新型肺炎の感染予防・制御の取り組みについて全面的に指示した。

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