中国の李克強国務院総理（右）は６日、北京の人民大会堂で中国を公式訪問しているキリバスのマーマウ大統領と会見した。（北京＝新華社記者／丁林）

中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理は６日、北京の人民大会堂で中国を公式訪問しているキリバスのマーマウ大統領と会見した。

李克強氏は、中国とキリバスが昨年国交を回復したことで、二国間関係発展の政治的基礎が定まり、両国の全方位的な協力のチャンスの扉も開いたと表明。中国はキリバスが自国の国情に適した発展の道を自ら選択することを断固支持すると述べ、経済の発展と民生の改善に向けたキリバス政府の努力を支持し、できる限りの援助を行う考えを示した。

李克強氏は、中国政府は中国企業が市場化と商業化の原則に基づきキリバスと協力を行うことを支持するとも表明。遠洋漁業での協力を強化し、互恵・ウィンウィンを実現していきたいと述べた。

マーマウ氏は、両国関係が昨年の国交回復以降、発展を続けていると指摘。中国企業のキリバスでの投資を歓迎すると述べ、双方の経済貿易や漁業、農業、教育、衛生、人文（人と文化）などの分野で協力と交流を強化していくことに期待を示した。

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