中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理は２３日、四川省成都市で、第８回中日韓首脳会議の出席のため同地を訪れている韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会見した。（北京＝新華社記者／丁海濤）

中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理は２３日夜、四川省成都市で、第８回中日韓首脳会議に出席するため同地を訪れている韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会見した。

李克強氏は次のように表明した。中国と韓国は互いにとって重要な隣国であり、主要な貿易パートナーでもある。国交樹立以来、両国関係は急速に発展し、昨年の二国間貿易額は３千億ドル（１ドル＝約１０９円）を突破した。中国は両国関係の発展を非常に重視し、韓国と大局に目を向け、長期的な視点から両国関係を処理し、政治的相互信頼を強化し、互恵協力を推進することを望んでいる。

李克強氏はさらに次のように強調した。今年は中日韓協力２０周年に当たる。中国は韓国と日本と共に三国間協力を推進し、多国間主義と自由貿易を擁護し、特に東アジア地域包括的経済連携（ＲＣＥＰ）の早期妥結を共同で促進し、中日韓自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉の実質的な進展を図り、地域と世界に積極的なシグナルを送ることを願っている。

文在寅氏は次のように表明した。韓国は中国と発展戦略の連携を強化し、第三国市場での協力が速やかに実務的な成果を得られるよう推進し、双方の国民の交流を増進し、スポーツ、文化、観光の分野の協力を強化することを期待している。韓国はまた、中国と共同で努力し、ＲＣＥＰの早期妥結を推し進め、実際の行動で自由貿易を擁護することを望んでいる。

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