李克強総理は8日、中国を訪問中のパキスタンのイムラン・カーン首相と会談し、「中国はパキスタンとの関係を高く重視しており、両国の関係や協力を新たな段階へと引き上げていきたい」との考えを示しました。また両首脳は、インフラ建設、安全対策、文化、教育、メディアなど10数件にわたる協定の調印式に立ち会いました。

李総理は会談で、「中国とパキスタンは全天候型の戦略協力パートナーであり、両国の友好はいかなる条件もなく、第三者を対象とはしない。中国はできる限りの援助を提供し続け、パキスタンの発展戦略と結び付け、両国の経済回廊の質の高い発展を推進したい」と述べました。

これに対し、カーン首相は「中国の援助や支援を受け、パキスタンの経済はすでに安定して回復しつつあり、これは両国の全天候な友情を示すものだ。『一帯一路』の共同建設を加速させ、経済回廊やグワダル港の建設を高く重視し、両国関係の新たな発展を進めていきたい」と述べました。（hj森）