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王外交部長、国連総会で国際・地域問題に言及

2019年 9月 28日14:51 提供:中国国際放送局

王毅国務委員兼外交部長は27日、ニューヨークで開かれた国連総会で行った一般討論演説の中で、現在の国際問題と地域問題に言及しました。

朝鮮半島問題について、王外交部長は「政治的手段による朝鮮半島問題の解決において、再びチャンスを逃すことはできない。半島非核化と平和メカニズムの建設の推進を実現するためには、段階に分けて、各自の関心事を解決して、信頼関係を構築するというルートが必要であることを、20年以上にわたる紆余曲折したプロセスが示している。朝鮮側はすでに対話を促進する意向を表し、米国側が向き合って努力することに期待している。安保理は半島情勢の発展に合わせて、朝鮮に関する決議の可逆的な条項の実施も考慮しながら、半島問題の政治的解決に力を注いでいく必要がある」と述べました。

また、中東・湾岸地域の緊迫化した情勢については、「中国は、イラン核問題が早期に全面協議の軌道に戻ること、湾岸諸国が対話と協商のプラットフォームを構築すること、域外の国家が当該地域の安全のために積極的な役割を果たすことを、それぞれ推進すべきだと提案する」と述べたほか、「パレスチナ問題は、常に国際的な議題の中心に置く必要がある。独立と建国は、パレスチナの人民のはく奪不可能な民族的権利であり、そこに取引きの余地は無い」と述べました。

さらに、カシミール問題について、王外交部長は「歴史上、長きにわたって残されてきた紛争であり、国連憲章、安保理決議および双方の協定に基づいて、平和的かつ適切に解決されるべきである。中国は、インドとパキスタンの共通の近隣国として、争議が効果的にコントロールされ、関係が安定的に改善することを望んでいる」と述べました。(雲、謙)