ニューヨークの国連本部で現地時間26日、王毅国務委員兼外交部長は、中国と安保理アフリカメンバー国との外相会議を主宰しました。コートジボワールのタノー外相、南アフリカのパンドール外相、チュニジアのジヒナウイ外相らが出席しました。

王外交部長は「過去と現在はもちろん将来的にも、中国はアフリカの兄弟たちの味方である。今日の世界は過去百年に無かった大きな変化にさらされているが、そのうち最も重要な変化は中国やアフリカなど多くの発展途上国が高速発展の軌道に乗ったことである」と指摘しました。その上で、「中華人民共和国が国連の常任理事国に復帰できたのは、当時、アフリカの兄弟をはじめとする発展途上国の支持を受けたからだ。中国は安保理に加盟したその日から、アフリカを最も重要で最も信頼できるパートナーと見ている。アフリカの訴えを反映し、関心を寄せる問題に注目し、利益を擁護することは、安保理の事業に参与する上での中国の主な出発点と目的の一つである。アフリカの兄弟たちの期待と、アフリカ諸国のためにプラスになる取組みに、自国の出来事と同様に全力で対応していく」と強調しました。さらに、「安保理では、アフリカ諸国と連携することで共通利益を擁護するとともに、世界の平和と発展のためにより大きく貢献していきたい」という中国政府の姿勢を示しました。（朱、謙）