李克強総理は4日、国務院の第3回全体会議を開き、マカオ特別行政区の5代目の行政長官に賀一誠氏を任命すると決定しました。就任式は今年12月20日に行われます。

李総理は会議で、「中央政府は引き続き『一国二制度』、『マカオ人によるマカオ管理』、高度な自治という方針を貫き、基本法に基づいて事を運び、マカオ特別行政区政府と行政長官が法に基づいて政務を執り、経済を発展させ、暮らしの改善に取り組み、調和の取れた社会とするよう全力で支える」と述べました。

さらに李総理は「今年はマカオの祖国復帰20周年にあたる。マカオ特別行政区政府はこの20年間、中央政府と内陸部の多大な支援のもとで、法に基づいて執政し、急速な経済成長を遂げ、社会事業も全面的に進展し、暮らしも安定している。『一国二制度』はマカオで成功を収め、多くの利点を示している」と語りました。

李総理はまた、「マカオの発展は祖国内陸部と深く関わり合い、広東省・香港・マカオのグレーターベーエリア（大湾区）整備で更なる好機を迎えるだろう」と期待を寄せました。（Lin、森）