第5回中露メディアフォーラムが現地時間3日、ロシアの沿海都市ウラジオストクで開幕しました。徐麟中国共産党中央宣伝部副部長兼国務院報道弁公室主任と、ロシア連邦政府のコンスタンチン・チュイチェンコ副首相兼大統領府管理局長が出席し、あいさつしました。

今回のフォーラムのテーマは「デジタル経済を背景とした伝統メディアと新メディアの発展」です。これに合わせて、徐副部長は「新使命を担い、新時代の助力となり、新未来を共同開拓する」と題するスピーチを発表しました。

この中で徐副部長は「今年は新中国成立70周年で、中露の国交樹立70周年にもあたる。70年の変遷のなかで、中露関係はますます成熟化、安定化、強靭化を遂げている。そこで、メディアは友情の促進と文明の交流における重要な絆となる。中露の新時代における全面的戦略協力パートナー関係を推進していくには、両国メディアの知恵と力が必要である」と述べました。

一方、チュイチェンコ副首相はそのあいさつで「露中関係の発展は現在、史上最高レベルに来ており、大国間関係としても世界の模範的存在となっている。ここ数年、両国メディアの間の協力が絶えず強化され、デジタル経済分野での協力推進は、両国のメディア発展の方向性にも合致する。このフォーラムも重要な役割を発揮するだろう」と述べました。（ミン・イヒョウ謙）