北京郊外の「古北水鎮」で開かれた第9回中日韓外相会議が21日昼、「中日韓＋X 協力コンセプト文書」を採択して閉幕しました。

「中日韓＋X」は三カ国の首脳が域内の持続可能な発展に向け、2018年5月に開かれた第7回中日韓サミットで合意したものです。

同文書は「中日韓三国協力は開始から20周年を迎えた今、既存の進展を踏まえた上で、新分野を切り開き、新モデルを模索し、品質の向上とレベルアップを目指す必要がある。三カ国は成功経験を他の国と分かち合えるようにそれぞれ優位性がある分野で『中日韓＋X』協力を展開していく」と確認しました。

また、「自由意志、平等、開放、ウィンウィン、透明、持続可能」を原則に「共通認識を結集させて協力レベルを高め、相互補完の優位性を生かし、域内と域外の共同かつ持続可能な発展を推し進めること」を目標として掲げています。その上で、持続可能な経済、エコ・環境保全、減災、衛生、貧困の削減、人と文化の交流などを重点協力分野に打ち立てています。

なお、会議終了後の共同記者会見では、三カ国の外相は写真集『美しい中日韓－日中韓協力20周年記念』発刊の除幕を行いました。（取材：王小燕）