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長城の麓で中日韓外相会議、王国務委員「一致団結」を期待

2019年 8月 21日9:34 提供:中国国際放送局

第9回中日韓外相会議が21日午前、万里の長城が一望できる北京郊外の古北水鎮で開かれます。開催に先立ち、20日夜、王毅国務委員兼外交部長は古北水鎮で日本の河野太郎外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と会談を行いました。

王国務委員は席上、「私と同僚一同が万里の長城の麓を開催地に選んだのは、同じく東洋人である我々なら、長城に秘められた文化としての記号と文明の暗号を読み取れると思ったからだ。中日韓にはいずれも悠久の歴史がある。歴史は重要な啓発をもたらしてくれたと同時に、深刻な教訓も与えてくれた。歴史から歩んで来た私達は決して歴史を忘れることはできず、避けることもできない。歴史を直視してこそ、初めて未来に目を向けて、未来を切り開くことができる」と話しました。

そして、「中日韓はいずれも世界で重要な経済国である。一国主義が台頭する今、それぞれの国の利益と共通した利益からだけでなく、国際社会の共通した期待という視点からも、三カ国は一致団結してチャレンジに向き合う必要がある。三国協力は互いの齟齬と矛盾を乗り越え、地域の平和、安定と共同の繁栄に努めるべきである。今こそ三カ国が協力を強化する節目の時期である。21日の外相会議の円滑な開催に向けて力を合わせていくことを期待する」と続けました。さらに王国務委員は、外相会議でより多くの共通認識を形成させ、中日韓サミットの年内開催に向けて、綿密な準備を整えていくよう呼びかけました。

中日韓外相会議は2007年に発足したメカニズムで、今回は2016年8月の東京開催に続いて3年ぶりの開催となります。21日の会議は、王国務委員の召集の下に開かれ、第8回中日韓サミットの開催準備や三国協力、ともに関心を寄せる地域問題や国際情勢をめぐって、意見交換が行われるということです。(王小燕、星)