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王毅外交部長、康京和韓国外相と会談=北京

2019年 8月 20日22:08 提供:中国国際放送局

王毅国務委員兼外交部長は20日、北京郊外の景勝地「古北水鎮」で、第9回中日韓外相会議のために北京入りした韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と会談しました。

王外交部長は「中国と韓国は友好的隣国で、両国関係は良好に発展しており、各分野での協力が安定的に進んでいる。韓国側に対しては、中国の発展がもたらした重要なチャンスをつかみ、『一帯一路』共同建設に積極的に参加し、第三国市場を共に開拓し、自由貿易協定フェーズⅡの協議を加速させていくことを期待する。目下の情勢下では、とりわけハイテクとイノベーションの分野における互恵協力を強化し、主要20カ国・地域(G20)、アジア太平洋経済協力(APEC)、東南アジア諸国連合と中日韓(ASEAN+3)など多国間枠組内での協調を緊密にしていく必要がある。中日韓3カ国が共に多国間主義と自由貿易を守っていくこと、特に日本と韓国が現在の食い違いを対話と協議によって適切に処理していくことに期待する」と述べました。

康外相は「韓中の国交樹立27周年を目前に訪中できたことには特別な意義がある。韓国側は中国と共に努力し、引き続き各レベルの対話と交流を緊密なものにして、イノベーションや環境保全などの分野での交流と協力を強めていく。韓中互恵協力の新モデルを築き、韓中関係に新しい中身を付け加え、その幅と深さを切り開いていく」と述べました。

双方はまた、朝鮮半島問題をめぐって意見交換を行いました。康外相は「韓国側は朝米のいち早い交渉再開に期待し、各国が半島に平和をもたらすチャンスを掴むよう求める。韓国側としても、南北関係が引き続き改善するよう心から望んでいる」と示しました。王外交部長は「半島の核問題はまだ政治解決の軌道にある。各国は歩み寄り、積極的に意思疎通をはかり、理解の増進、相互信頼の確立に利するよう、より多くの取組みをしてほしい」と表明しました。(王小燕)