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王毅外交部長、河野太郎外相と会談=北京

2019年 8月 20日21:32 提供:中国国際放送局

王毅国務委員兼外交部長は20日、北京郊外の景勝地「古北水鎮」で、第9回中日韓外相会議のため北京入りした日本の河野太郎外相と会談しました。

王外交部長は席上、「このところ、中日関係にはさらなる改善と発展が見られる。これらの成果は得難いもので、双方が大切にしなければならない。中国は日本側と共に、中日間の4つの政治文書で確立された原則に基づいて、歴史を直視し、未来に目を向けて、政治的土台を絶えず固め、相互信頼を深めていく。両国指導者の戦略的リードと両国民の努力の下で、両国関係は必ずや新たな明るい未来を迎えるだろう。双方は意思疎通を緊密にし、政治、経済・貿易、人・文化などの分野での協力と共通認識を拡大させ、次のフェーズのハイレベルな政治交流のための必要条件と良好な雰囲気を作っていく必要がある。また、双方は多国間分野での協力を強化し、あらゆる形の保護主義と単独主義にも反対し、多国間主義と自由貿易、国連をコアとする国際秩序を守っていく」と述べました。

その上で王外交部長は、中日間のデリケートな問題における中国側の原則的立場を伝え、「リスクマネジメントを強化し、意見の不一致には建設的に対処することで、両国関係の不断の改善に向けて共に努力していく」と表明しました。

河野外相はこれを受けて、「このほど20カ国・地域(G20)大阪サミットの開催期間中に、日中首脳が会談を開き、両国関係の今後の発展の方向性を示した。日本側は中国と共に連携を密にし、実務協力を一層深め、青少年や観光といった人的交流および文化交流を促し、意見の齟齬を適切にコントロールして、日中関係の絶えざる前進を確保する必要がある」と述べました。

また、会談の中では王外交部長が「中国は米国による域内での地上配備型中距離ミサイルの導入計画に反対する」という原則的立場を伝え、河野外相は「日本側は引き続き専守防衛の政策を守り抜く」と重ねて表明したということです。(王小燕)