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米国は軍備発展で自制を保つべき=外交部

2019年 8月 20日20:34 提供:中国国際放送局

米国がこのほどカリフォルニア州で地上発射型巡航ミサイルの発射実験を行ったことに対し、外交部の耿爽報道官は20日、北京で行われた定例記者会見で、「米国に対し、冷戦思考やゼロサムゲームといった立ち遅れた考えを捨て、軍備発展において自制を保つように忠告したい」と述べました。

米国防総省は19日、カリフォルニア州に配備されている地上発射型の巡航ミサイルを発射し、ミサイルは500キロ以上先の標的に命中したと伝えました。これは、中距離核戦力(INF)廃棄条約により禁止されて以降、初めてとなる発射実験であり、軍拡競争の再開を示す出来事とされています。

これに対し耿報道官は、「中国は関連の情報に留意している。米国は8月2日にINF条約を離脱し、3週間も経たないうちにミサイルの発射実験を行った。つまり、米国の条約離脱の真の目的は、自身への制約を緩め、ミサイル開発を優先し、軍事面におけるメリットを求めることにある。米国の行動は新たな軍拡競争を引き起こすもので、軍事的な対立をエスカレートさせ、国際的・地域的な安全情勢に大きな影を落とした。中国は米国に対し、グローバル戦略のバランスと安定を維持し、国際的・地域的な平和と安定に利する行動をとるよう忠告したい」と示しました。(RYU、謙)