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「南海行動準則」への4つの質問に王外交部長が回答

2019年 8月 1日17:18 提供:中国国際放送局

タイのバンコクで中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)外相会議に出席している王毅国務委員兼外交部長は7月31日、国内外のメディアに対し会見を行いました。

南海問題についての質問に対し王外交部長は「現在協議されている『南海行動準則』(COC)に各側が注目している。地域外の一部の国が若干の疑問を抱いていることを受けて、中国の立場を表明する」と述べました。

王外交部長は「まず、『南海行動準則』をめぐって中国とASEANが合意に至るかどうか、ここに疑いの余地は無い。中国とASEANは、文書の内容にいち早く合意するための完全なる能力、知恵、意思を有している。それぞれが遵守できる地域規則の制定が可能だ」と示しました。

また、「中国の『南海行動準則』に関する協議姿勢は積極的なものか」との質問に対しては「中国は当初から積極的な姿勢で臨んでおり、協議プロセスの推進者であり続けている。そしてこのほど、3年以内に協議を完成させる目標を掲げた。この事実も、中国の積極的な姿勢の表れだ」としました。

次に、「南海行動準則」の実際の効力についての質問に対し、王外交部長は「『南海行動準則』は『南海各側行動宣言』をグレードアップさせた増強版である。『南海各側行動宣言』も南海の平和と安定を維持するために相応の役割を果たしてきたが、我々は新たな『南海行動準則』の制定に同意している。それはつまり、新たな発展があるということだ」と述べました。

さらに、「『南海行動準則』が域外国家の利益を損なうことはあるか」という質問に対しては「明確に言えるのは、『南海行動準則』の協議と実施は南海情勢のさらなる安定と沿岸国間の意見の齟齬の有効的な管理・コントロールにつながるということだ。それは各側とのより深い協力展開を可能にするだろう。この地域における各国の正当かつ合法的な権益がよりよく守られる」と述べました。(RYU、謙)