（写真：外交部オフィシャルサイト）

王毅国務委員兼外交部長は７月31日、タイの首都バンコクで開かれた中国・ASEAN（東南アジア諸国連合）外相会議に出席しました。

王外交部長はその際、「世界は今、未曾有の変局に直面し、国際情勢や地域情勢には不安定要素や不確定要素が増している。これに対し、東アジア地域は全体的に社会の安定と経済発展を保っており、ASEANとASEANを中心とした東アジア協力プラットフォームは不可欠な役割を果たしてきた」と高く評価しました。また、「中国はASEANとの関係発展を非常に重視している。双方は対話関係の発足から28年間、特に戦略的パートナーシップの構築以降16年間、手を取り合って時代と共に歩み続け、東アジア地域の協力を牽引する旗印となっている」と述べました。

中国・ASEAN協力の拡大について王外交部長は、「一帯一路」イニシアティブと「ASEAN連結性マスタープラン2025」とのマッチング、持続可能な発展のチャンスを掴むことによるASEAN一体化建設への助力、協力チャンスのイノベーション、安全協力の深化と防衛部門の交流促進、人的交流と文化交流の拡大という5つを提案しました。（Lin、謙）