香港特別行政区政府の林鄭月娥（キャリー・ラム）長官は30日、香港内外の商業組合の代表40人あまりに対して、「香港の成功の礎は法治にあり、暴力ではいかなる問題も解決できない」と強調し、各界が共に香港の法治の精神を守っていくよう呼びかけました。

林鄭月娥長官は「中米貿易摩擦や、その他外部からの不安定要素の影響を受けて、香港経済の活力はここ数カ月で弱まっている。今年第１四半期はわずか0.6％の成長にとどまり、第2四半期と今年度全体の成長も楽観視できない」と懸念しています。

また、「この頃の社会的な争いは香港の成長に不利益を与えるものだ。対応に最善を尽くしたい」と述べた上で、「各界の一同の協力の下、必ずやチャンスの糸口を見出せるだろうと信じている」と強調しました。（朱謙）