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2019年 7月 30日19:39 提供:中国国際放送局
米国とロシアとの間で結ばれた軍縮条約の一つである中距離核戦力(INF)全廃条約についての交渉に対して、米国のポンペオ国務長官が29日、「中国も加入してほしい」との考えを示しました。
これを受けて、外交部の華春瑩報道官は30日、北京で開かれた定例記者会見で、「責任の押し付けだ」と指摘しました。
この中で、華報道官は「INF 条約を巡る米ロの交渉に中国を加えるのは責任の押し付けだ。中国は核兵器の全面禁止や廃棄を主張しているが、核軍縮は『各国の安全を損なわない』という国際原則に基づいて行うべきだ。米国は今なお世界最大の核兵器保有国であり、核軍縮について特別な責任を負っている。核軍縮の交渉に他国を加えるなら、他国に責任をなすりつけず、現行の条約を確実に履行した上で、さらに大幅に核兵器を削減すべきだ」と強調しました。(非、森)