米下院外交委員会のエンゲル議長がこのほど、「香港警察側が平和なデモ参加者に対し暴力を振るったとする報道に注目している。香港警察によって、香港の管理と司法の国際イメージは汚された」というでたらめな発言を行ったことに対して、中国外交部駐香港特別行政区特派員公署の報道官は、強い不満と断固たる反対の意を示しました。

報道官は「香港返還以来、中央政府は終始『一国二制度』『香港人による香港管理』、高度な自治の方針を堅持し、憲法と基本法に基づいて物事を運んできた。香港の法治指数世界ランキングは1996年の60位台から2018年の第16位にまで躍進してきた。米国側の政治家たちは、イギリス植民地時代の香港の人権や自由について一度も批判をしたことが無かったにも関わらず、未曾有の広範な権利と自由を持った現在の香港に今になって言いがかりをつけ、『中央政府が香港の自由と権利を弱体化させた』などと中傷している。これは見え透いた嘘であり、明らかなダブルスタンダードだ」と訴えました。

報道官はまた、「香港の一部過激派勢力は傍若無人に悪事をほしいままにし、一連の暴力行為で香港の法治を踏みにじり、公共の秩序や治安を深刻に破壊して、『一国二制度』の最低ラインに歯向かっている。これに対し、米国の一部の政治家やメディアは彼らの過激な行いの不当性に目を向けるどころか、香港警察を非難している。これは良心に背いた中傷だ」と批判しました。（Lin、謙）