ブラジルで開かれているBRICS5カ国外相公式会合に出席中の王毅国務委員兼外交部長は現地時間26日、ロシアのラブロフ外相と会談を行いました。

この中で王外交部長は「習近平国家主席は今年6月にロシアに対する歴史的な訪問を行い、プーチン大統領と共に両国関係を新時代の全面的戦略協力パートナーシップへと格上げした。双方は共に努力し、両元首の合意を着実に履行することで、戦略の実質的価値を絶えず向上させていくべきだ。双方はさらなるハイレベル往来のために準備を整え、政治上の相互信頼を強め、人的交流と文化交流を促進し、ハイテクとエネルギーなどの分野での協力を広げていくべきだ」としました。

さらに「強固な中露関係は、揺れ動く国際情勢における安定装置のような存在だ。中国はロシアと肩を並べて両国の正当な権益と国際上の公平性と正義性を守り、地域と世界の平和と安定を、相互に信頼しながら促進していく」と表明しました。

これに対してラブロフ外相は、「中国と共に両国元首の合意を実行に移し、新時代における両国の全面的戦略協力パートナーシップを促していく」と表明するとともに、「現在の情勢下において両国協力の全面性と戦略性がより一層目立っている。両国は地域事務や国際実務における協力と協調を強化し、今日の世界の安定のためにより大きな役割を果たしていくべきだ」と強調しました。（Mou、謙）