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王毅外交部長、BRICS外相公式会合に出席

2019年 7月 27日13:39 提供:中国国際放送局

王毅国務委員兼外交部長はブラジルで現地時間26日、BRICS5カ国外相公式会合に出席しました。会合はブラジルのアラウージョ外相の主催により開催され、ロシアのラブロフ外相、南アフリカのパンドール国際関係・協力相、インドのシン国務長官が出席しました。

この中で王外交部長は「今日の世界情勢は過去百年にも無かった大きな変動の中にある。BRICS諸国をはじめとする新興市場と発展途上国の台頭によって世界の多極化が促された。しかし、一国主義が国際ルールを破壊し、国際的な法治に対抗し、世界の不安定性と不確定性を増やしている。BRICS諸国は主導的役割を果たして多国間主義、国連を中心とした国際体系、国際法を基準とした国際秩序、世界貿易機関(WTO)を代表とする多国間貿易体制を守り、新興市場国と発展途上国の共通利益と発展の空間を擁護していくべきだ」と強調しました。

さらに、「BRICS5カ国首脳のブラジリア会合を契機に、経済・貿易・財政・金融分野、政治・安全分野、人的交流・文化交流分野という3つの分野による『三輪駆動』をバランスよく推進し、BRICS諸国の協力に動力を注ぎ続けることで、異なる文化が互いに包容し、参考にし合う、調和の取れた共同発展の新しい道を歩んでいくべきだ」と述べました。

会合に参加した5カ国代表は国際情勢や地域問題、BRICS諸国の協力について踏み込んだ意見交換を行い、国連憲章の主旨と原則を擁護し、多国間主義と自由貿易を守り、一国主義と保護主義に反対し、グローバルガバナンスを強化し、人類の運命共同体を構築していくことなどで一致しました。

なお、今回の外相会合は11月のBRICS5カ国ブラジリア首脳会合の準備会議として開かれました。(Mou、謙)