カナダのフリーランド外相は、「中国の通信機器大手ファーウェイ（華為技術）の最高財務責任者（CFO）である孟晩舟氏の身柄を米国に引き渡すことは、米国との引渡し条約に基づくもので、政治的介入はない。中国との関係を考えると悩ましいが、100%の自信がある正しい決定だ」と述べました。

これについて外交部の耿爽報道官は、12日の定例記者会見で、「引き渡し条約の乱用による中国人への強制的措置であり、中国人の合法的権益を著しく侵害した、深刻な政治的事件である。このところカナダでかなりの有識者が客観的かつ公正な発言をしているが、政府はそれに聞く耳を持たず、誤った立場を押し通している。カナダは中国の厳正な立場を正視し、過ちを正し、直ちに孟氏を釈放して無事に帰国させるべきだ」と述べました。（ミン・イヒョウ森）