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開発進む雄安新区、地域の歴史文化保護にも取り組む

2019年 2月 7日11:07 提供:新華網日本語

中国共産党河北省雄安新区工作委員会と管理委員会は、「千年の大計」を担う雄安新区で中国の優れた伝統文化を保護・振興し、歴史の文脈を引き継いでいくために、2018年初頭から7カ月間にわたり、雄安新区全域で「記憶にとどめる郷愁特別行動計画」と題した保存調査・登録事業を組織的に展開していた。

雄安新区計画研究センター計画グループの夏雨(か・う)グループ長によると、雄安新区計画建設局は、全ての「郷愁ポイント」の確認と補足を行い、地理情報システムに入力して地理情報と保存状況を照合した。また、雄安新区総合法執行局と「記憶にとどめる郷愁特別行動計画」の成果をまとめた。雄安新区の人々の記憶を載せ、新区の伝統文化の遺伝子を凝縮した郷愁遺産が登記・記録され、全部で2367項目の「郷愁ポイント」のデジタル座標見取り図が作られた。

雄県古楽や鷹爪翻子拳(ようそうほんしけん)、安新圏頭音楽会、大王音楽会、容城沙河営百年劇団など、数多くの民間芸術団体や個人がこの地で活躍してきた。

雄県古楽は地域の人々の間に広まって千年近くになる伝統音楽で、宋代に始まり、明・清の時代に盛んになった。中国の古典民族音楽を研究する上で貴重な資料だ。

翻子拳は中華武術の中でも悠久の歴史を持つ拳法の一つだ。清末に河北で幅広く流行し、中華民国期に雄県李林荘の陳子正(ちん・しせい)が鷹爪翻子拳を編み出した。2008年、鷹爪翻子拳は国の無形文化遺産に登録され、2012年には地元の教育部門が全県の小中学校で鷹爪翻子拳を指導すると決めた。

白洋淀(はくようてん)は華北平原最大の淡水湿地帯で、143の湖沼が広域に分布し、3700本の溝や壕が縦横に交錯している。白洋淀のヨシはその豊富な産出量と優れた品質で名高く、ヨシ編み工芸から派生してヨシ絵が生まれた。白洋淀独特の民間芸術としてヨシ絵は今日まで伝わり、地元に卓越した技を追求する職人たちを生んできた。

郷愁は歴史文化遺産の一部であり、また歴史を記憶する上での精神的な座標だ。雄安新区は歴史文化遺産について類型別に活性化策を講じ、歴史文化遺産の発掘や整理統合、革新、伝承、利用を通じて、遺産と現代人の生活との関係を再構築し、歴史文化遺産に新たな生命と活力を与えようとしている。

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