中国の習近平国家主席（右）は１月３１日、北京の人民大会堂で国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長と会見した。（北京＝新華社記者／李涛）

中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は１月３１日、北京の人民大会堂で国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長と会見した。

習近平主席は次のように強調した。中国は北京冬季五輪の開催を非常に重視しており、各方面の準備作業は現在、着実かつ整然と進められている。われわれは前向きな努力により、グリーン（環境配慮）、共有、開放、廉潔な冬季五輪を必ずや世界に示す。バッハ会長の貴重な意見を頂きたい。

習近平主席はまた次のように指摘した。氷雪スポーツを普及させ国民の体力増強を図ることと、中国が「二つの百年」の奮闘目標（中国共産党創立１００年までの小康社会完成と新中国成立１００年までの近代的社会主義強国実現）の実現を目指すことは目的が一致している。北京冬季五輪の開催は、中国がスポーツ国際協力を強める上でも新たな機会を提供することとなる。

習近平主席はさらに次のように強調した。中国が冬季五輪を開催する理念と、われわれの「一帯一路」共同建設、グリーン文明の建設と「反腐敗・廉潔提唱」の推進に向けた取り組みとは繋がりがある。中国政府はドーピング（薬物使用）に「ゼロ容認」の姿勢をとっている。中国は氷や雪のようにきれいで純潔な冬季五輪をしっかりと開催していく。

バッハ会長は次のように表明した。中国の民衆はウィンタースポーツに情熱を燃やしている。中国の新華社は正式にＩＯＣの協力通信社となり、中国中央テレビ（ＣＣＴＶ）は間もなくオリンピックチャンネルを開設する。北京冬季五輪の準備と開催が、ウィンタースポーツの中国での普及と世界への拡散を推し進めるものと信じている。中国の北京冬季五輪組織委員会とＩＯＣの相互信頼と協力に満足している。中国が冬季五輪の準備のために行った成果に満ちた仕事に感謝する。中国が素晴らしい冬季五輪を開催すると確信している。

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